「水滞(すいたい)」とは、東洋医学でカラダの水分代謝が乱れて、余分が水分がカラダに滞っている状態のこと。
水分代謝が乱れると、むくみやすくなったり、カラダが重だるくなったり、軟便になりやすくなったりします。
「最近むくみが取れない」「体が重い」と感じている方は、水滞のサインかもしれません。
次のチェックリストで、自分の体調をチェックしてみてください。
こんな症状ありませんか?
いくつ当てはまりましたか?これらはすべて、水分代謝が乱れているときに出やすいサインです。
水滞ってどういう状態?
東洋医学では、カラダに必要な水分を「津液(しんえき)」と呼びます。津液はカラダを潤し、巡ることで体の調子を整えてくれます。
しかし、この津液がうまく巡らずに滞ってしまうと、カラダに余分が水分として蓄積されます。これが「水滞」の状態です。
水分は本来、カラダを潤す大切なものですが、滞ってしまうと逆にむくみやだるさ、消化不良など、さまざまな不調の原因になります。
なぜ水滞になるの?
水滞の主な原因は、水分代謝を担う「脾(ひ)」の働きの低下です。
脾は食べ物だけでなく、カラダの水分の巡りもコントロールしている臓。脾が弱ると、水分をうまく代謝できず、カラダに滞りやすくなります。
現代の生活習慣の中にも、水滞を招きやすい要因がいくつかあります。
心当たりがある方は、食生活や生活環境を見直す機会かもしれません。
今日からできるセルフケア|ツボ
水分代謝を助ける2つのツボです。息を吐きながらじんわり5秒×3セットを目安に押してみてください。
①陰陵泉(いんりょうせん)水分代謝を助ける
場所:膝の内側、すねの骨の内側に沿って指を上へなぞっていくと、骨に突き当たる手前のくぼみ。
脾の水分代謝を助けて、カラダにたまった余分な水分を排出するのを促してくれます。

②水分(すいぶん)|水分代謝を整える
場所:おへそから指1本上
その名の通り、水分代謝に関わる代表的なツボ。浮腫みが気になる時にじんわり押してみてください。

③水泉(すいせん)|腎を助けて巡りを促す
場所:内くるぶしの後ろにある太谿(たいけい)から、さらに指1本分下がったところ。
腎の働きに関わるツボで、体内の水分代謝や毒素排出を促進し、水の巡りを促してくれます。

養生ごはん|スーパーで整える
水分代謝を助ける食材を意識的に取り入れてみましょう。
豆類・バナナ・きゅうり
カリウムが豊富で、余分な水分を排出するのを助けてくれます。きゅうりや豆類ビーンズサラダにして、手軽にとりれるのもおすすめです。
とうもろこし
利水作用がある代表的な食材。茹でてそのまま食べても、サラダに加えても美味しく取り入れられます。
なす
むくみを取るはたらきがあり、利尿作用も期待できます。涼性(体を冷やしやすい)の食材なので、冷えが気になる方は生姜と一緒に食べるのがおすすめです。
私が最近作っているのは「ナスのそぼろ丼」。
ナス2本(小さめの角切り)、ひき肉(100g)をオリーブオイルで炒めて、味付けは、水(大匙4)、醤油(大匙3)、みりん(大匙2)、酒(大匙2)、砂糖(大匙1.5)、片栗粉(大匙1)でとろみが出るまで煮詰めます。ごはんにのせたら出来上がりの、簡単養生ご飯です。
まとめ
水滞は、カラダの水分代謝が乱れて、余分な水分が滞っている状態。むくみ、カラダの重だるさ、軟便などのサインとして現れます。
「なんとなく体がだる重い」「むくみが取れない」と感じたら、それはカラダが水分代謝の乱れを教えてくれているサインです。
ツボを押したり、水を巡らせるものを食べたり。取り入れやすいものから始めてみてください。
水分代謝を整えることは、カラダ全体の巡りを整えることにもつながります。無理せず、少しずつ整えていきましょう。

