布団に入っても考えごとが止まらない。イライラして寝付けない。
そんな夜、ありませんか?
40代後半からは、女性ホルモンの変化や日々のストレスも重なり、「以前より寝つきが悪くなった」「夜になると頭だけが冴える」と感じる方が増えてきます。
東洋医学では、考え過ぎて眠れない状には「肝(かん)」が深く関わると考えます。
肝には、気持ちや感情、気の流れをスムーズに保つ働きがあります。
この働きが乱れると、気が頭にのぼったまま下がりにくくなり、「眠りたいのに頭が止まらない」状態になりやすいのです。

あなたの眠りはどうでしょうか?チェックリストを用意したので、自分の状態をチェックしてみてください。
こんな症状、ありませんか?
いくつ当てはまりましたか?これらはすべて、気が上にのぼったまま下がらないときに出やすいサインです。
なぜ眠れなくなるの?
東洋医学では、気持ちや感情、気の流れをスムーズに保つ役目を「肝(かん)」が担っていると考えます。
しかし、こんな状態が続くと、肝の働きが乱れやすくなります。
肝が乱れると、気が上にのぼったままになり、頭だけが休めなくなってしまいます。すると「眠りたいのに頭が止まらない」という状態になりやすいのです。

上に集まった気を、下に降ろしてあげること。それが、考え過ぎて眠れない夜を整える第一歩です。
肝についてはコチラの記事もご覧ください。
気の乱れは、眠りだけでなく、のどの詰まり感として現れることもあります。東洋医学では、こうした状態を「梅核気」と呼ぶことがあります。
不調は、いつも同じ形で現れるわけではありません。
東洋医学では、それらを別々の症状ではなく、体からのひとつのサインとして見つめていきます。
「ストレスが続くと、のどが詰まる感じがする」という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
今日からできるセルフケア|ツボ
上にのぼった気を落ち着かせる2つのケアです。
①太衝(たいしょう)|気を落ち着かせる
場所:足の甲、親指と人差し指の骨が交わるくぼみ。
イライラや考えすぎで上にのぼった気を落ち着かせ、全身の巡りを整えてくれるツボ。オイルやクリームをつけて、骨と骨の間をつま先に向かってゆっくり滑らせるようにマッサージしてみてください。

②百会(ひゃくえ)|緊張をゆるめる
場所:頭頂部のほぼ真ん中。両耳を折り曲げた先端から延びる線が頭頂で交わるところ。
考え過ぎて頭がいっぱいのときは、頭皮まで緊張しています。両手の指を広げて、目じりのあたりから頭頂に向けて、指の腹を頭皮に滑らせるように優しくマッサージしましょう。呼吸を止めずに、ゆっくりと。頭がゆるみ、ココロが静かになるのを感じてみてください。

整えのヒント
考えごとが止まらない夜は、「早く眠らなきゃ」と気ばかりが焦り、頭が冴えてしまいます。
そんなときは、無理に眠ろうとするよりも、「休む時間」づくりに頭を切り替えてあげることが大切です。
スマホを少し早めに閉じる。部屋の照明を少し落とす。ゆっくり深呼吸する。
そんな小さな習慣が、上にのぼった気持ちを落ち着かせ、眠りへ向かう準備になります。
🍃今日の養生アイテム
考えごとが止まらない日は、香りを取り入れるのもおすすめです。

私は、柑橘系とラベンダーをブレンドしたアロマや、体調に合わせたノンカフェインのハーブティなどを、その日の気分に合わせて取り入れています。

眠り整えブック作りました
「眠れない」と一言でいっても、原因は一つではありません。
東洋医学では、大きく3つのタイプに分けて考えます。
「私はどのタイプなんだろう?」
そんな方のために、3タイプのセルフチェックに加え、タイプ別の経絡ヨガ・夜の整え方・おすすめ食材をまとめたセルフケアブックを作りました。
ご自身はもちろん、ご家族や大切な方のセルフケアにもお役立ていただけたら嬉しいです。

まとめ
考え過ぎて眠れない夜は、気が上にのぼったまま下がらなくなっている状態。頑張りすぎ、気を遣いすぎ、そんな積み重ねが、夜の頭に現れているのかもしれません。
太衝や百会を優しくマッサージして、上に集まった気を、少しずつ下に降ろしてあげてください。
完璧にしようと思わなくて大丈夫。今日からできることを少しずつ。未来のカラダは、その毎日の積み重ねで出来上がっていきます。



