久しぶりにジェルネイルを外したら、爪が薄くなった気がする。
そんな経験ありませんか?
二枚爪になりやすくなった、縦筋が増えた、なんか最近ボロボロな気がする。。。
「歳のせいかな」
「ネイルのしすぎかな」
いろいろ考えられますが、東洋医学的な視点で見ると、カラダからのメッセージが受け取れるかもしれません。

実際の鍼灸治療では、「縦筋が入るのはなんで?」とお尋ねされる患者さんが多いですよ。血の巡りが良くなくて、栄養が行き届いていない状態ですねとお話させていただきます。
今日は、そんな爪とカラダの意外な関係についてお話します。

東洋医学が見る「爪」の正体
東洋医学では、爪は「肝(かん)」という臓と深く関係していると考えられています。
この「肝」は、現代医学の肝臓とは少し違い、血を管理して、カラダの中で栄養が不足しているところへ、血を送る指令を出すところ。
いわば、血の配送センターのような役割を担っています。
ただ、この配送には優先順位があって、生命維持に直結する内臓が先。爪や髪のような末端は後回しになりがちです。
つまり、爪にトラブルが出るということは、
それだけ血の栄養が全体的に不足しているサインかもしれない、ということ。
爪は、肝からの配送が、カラダの隅々まで行き届いているかどうかを映す、小さな鏡のような存在なのです。
なぜ更年期に爪の変化が気になりやすいのか
更年期になると、この「血そのもの」が不足しやすくなると考えられています。
東洋医学では、この状態を「血虚(けっきょ)」と呼びます。
以前の記事でも詳しくお伝えしましたが、血虚になると、爪だけでなく、髪や肌、眠りの質など、全身にさまざまなサインが現れます。
▶血虚について詳しくはこちら
もともと後回しにされやすい爪や髪だからこそ、更年期で血がさらに不足すると、真っ先にサインが現れやすくなると、東洋医学では考えています。
「最近爪の調子がおかしいな」と感じたときは、体全体の血が不足気味になっているサインかもしれません。
爪と肝をいたわるツボ
血虚記事でいくつかツボのご紹介をしていますが、本記事では「肝」の原穴と言われている「太衝(たいしょう)」をご紹介します。
【太衝】

場所:足の甲、親指と人差し指の骨が合流する手前のくぼみ。
「肝」を代表するツボで、肝が関わる爪や筋肉、目の疲れなどをいたわってくれるとされています。
親指で気持ちいい強さで、息を吐きながらじんわり5秒押す×3セット。左右交互に行ってみてください。
ほかにも血を補うツボについては、以前の記事でも詳しく紹介しています。
爪を育てる、血を補う食事
爪も髪と同じように、血が届いて初めて健康が保たれると考えられています。
血虚記事でもいくつか食材をご紹介していますが、爪という視点で特におすすめなのが黒ごまです。
東洋医学では、黒い食材は血を補うと考えられていて、なかでも黒ごまは、肝を養う食材としても知られています。
そのまま食べても、ご飯やヨーグルトに振りかけても、手軽に取り入れられるのも魅力です。
血を補う食養生については、以前の記事でも詳しく紹介しています。
ネイルとの付き合い方
爪のケアというと、外側からのお手入れだけに集中してしまいがち。しかし、爪そのものがきちんと内側から整っているかということも、とても重要なことなのです。
また、爪も呼吸をしていると言われていて、常に覆われた状態が続くと、乾燥や薄さが気にありやすくなることもあります。
インナーケアと併せて、爪のキューティクルケアをしてり、たまには何もつけない「休爪日」を作るのもいいかもしれません。
内側からは血を補い、外側からは保湿とお休みを。
両方からいたわってあげることが、健やかな詰めへの近道になるかもしれませんね。

まとめ
爪が割れやすい、薄くなった、縦筋が増えた。
そんな小さな変化も、東洋医学的にみると、肝や血からのメッセージかもしれません。
内側は血を補う食事やツボで、外側は保湿や休爪期間で。
そうやって少しずつ、爪もカラダも整えていけたらいいですね。
未来のカラダは、今日の小さな積み重ねから。


